OBD2/OBDⅡ って何?
ざっくり言うと、元々の意味は「自動車の自己診断システム」、
転じて「車両情報」の意味でも使われる。車両情報とは、車速や、エンジン回転数など、車の中のネットワーク(CAN)を流れているデータのこと。
OBD2/OBDⅡ の歴史と今
OBD = On-board diagnostics
元々は車の故障診断のための仕組み。
1991年、US カリフォルニア州にて、州内で販売される新車に搭載が義務付けられた。
1996年、US 全土でも新車に搭載が義務付け。
2001年、EU でも排出ガス規制の一環で新車に搭載義務付け。
2006年、日本でも新車に搭載義務付け。
排気ガスの量など本来の目的のデータ以外にも、車速、エンジン回転数などが取得できる。
規定されているデータの種類(PID)は100種類超。プラス、各自動車メーカ独自拡張(どなたか詳しい方いらっしゃいますでしょうか?)。
今では車両情報を取得するための、車に接続する OBD2 コネクタ、OBD2コネクタから情報を取得するスマホアプリ、なども登場している。
CAN とは違うの?
異なる。
CAN (Controller Area Network) = プロトコル
OBD2車両故障診断機= CAN 上でやり取りされるデータ
#気が向いたらプロトコルの仕組み書く。
この記事でやること
- OBD2 データ取得方法
- OBD2 データのサンプル例示
OBD2 データ取得方法
取得環境
機材 | 使用Ver/詳細 | 備考 |
---|---|---|
車 | OBD2 の口が付いてる車種 | – |
OBD2 コネクター/スキャンツール | ELM327 OBD2 | Amazon で 1000~2000円 |
スマホ | Android | – |
スマホアプリ | Torque Pro (OBD2/Car) | 425円 |